2022年12月コラム

新しい住まい補助事業が始まりました

今年度の住まい支援事業として始まった「こどもみらい住宅支援事業」は補助金申請額が予算上限に達したため11月下旬で申込受付が終了しました。そして、このほど令和4年補正予算が成立したことを受けて、経産省・環境省・国交省の3省が連携した新たな補助事業が始まりました。これは2050年カーボンニュートラル実現に向けて家庭部門の省エネを強力に推進するために、住宅の断熱性能向上改修や省エネ機器の導入・ZEH住宅の推進など住宅省エネ化への支援を行うものです。

 具体的には①住宅の断熱性能向上のための先進的設備導入促進事業等、②高効率給湯器導入促進による家庭部門の省エネルギー推進事業費補助金、③こどもエコすまい支援事業の3つがあります。①はリフォームのみが対象、②③は新築・リフォーム共に対象の事業です。この事業は①~③を合わせて申請することが出来ますが、令和4年11月8日以降の工事契約分が対象で、工事をする事業者は事前に登録をしておく必要があります。

①は世帯を問わず対象の工事を行うリフォームが対象になります。補助金額の上限額は1戸あたり200万円です。内窓設置や外窓・ガラスの取替に対して補助されます。

②は家庭用燃料電池設置では15万円、ハイブリッド給湯器・エコキュート設置では5万円が補助されます。

③は子育て世帯・若者夫婦世帯によるZEH住宅の新築や購入に対して100万円。また、全ての世帯が対象で、省エネ改修を行い、それと同時に行うエコ住宅設備の設置や防災性向上工事・バリアフリー改修工事に最大30万円で条件によっては60万円が補助されます。

国の住宅補助金は最低でもエネルギー消費量を20%以上削減することが出来るZEH住宅とすることが基準となっていて、2030年にはZEH住宅があたりまえの時代になってきます。性能の良い住宅は省エネで夏暑くなく冬寒くない、お財布と健康にやさしい生活を送ることができます。住宅の新築やリフォームを考える際には必ず検討してください。

弊社はおかげさまで昨年創業100年を迎えました。これからも伝統と最新の技術で、より快適で安心・安全な住まいづくりに邁進して参ります。耐震・断熱リフォーム・建て替え・2030年に標準化されるゼロエネルギー住宅ZEH・省エネ住宅の新築・エコリフォームなどのご相談に応じておりますのでお気軽にお問い合わせ下さい。